ミノルタα9000

写真というよりもカメラという「メカ」が好きな「てりすて」(いんてりすてーしょんの略)と申します。
あらためまして、御挨拶申しあげます。
もともとジャンクなものに非常に興味がありまして、パソコンなどのジャンクを修理したり調整をしたりして使うことが大好きであります。
あるとき、ジャンクカメラやジャンクレンズの修理や調整の方法をインターネットで調べておりましたらあるブログさまに行き当たりました。
レンズの調整だけでもすごいのにカメラの調整をされ、さらにその直したカメラで写真を撮ってブログに掲載をしておられました。
強い憧れを持って拝見させていただいたのを覚えております。
そのブログさまでは日常の風景、子供さんのお写真なども載せておられ、その視点と子供さんの表情に大変惹かれました。
それから後はエキサイトブログの中に登録をされておられる写真ブログさまを片っ端から訪問をして拝見させていただくのが大好きになりました。
いつしか、自分の写真撮って載せてみたいなー、と思うようになり、思い切ってこの「まいにちしゃしんにっき」を開設した次第です。
なかなか思っているような写真が撮れず、思い描いていた写真にならない日々ですが、そういう「目」を常に持ちたいなぁ、と思っています。
どちらかと言えば、子供メインの写真が多いかと思います。
が、たまにはこういう「ジャンクいじり」もやってみようかぁ、ということで「α9000」でございます。

カメラの分解は実は初めてで、ドキドキでございました。
よくもまぁ、軍艦部まで開けれたわ、というのが正直な感想です。
今回の題材はミノルタ最初期のAF一眼レフ「α9000」です。
商用として大成功した汎用型のAF一眼レフである「α7000」から遅れること半年、プロをターゲットにしたモデルが発売されました。
それが「α9000」です。
「α7000」とは全く違うコンセプト、秒間5コマのモータードライブを別に用意しフィルム巻き上げはあえて手巻きを採用、測光方式も多分割測光ではなくあえてスポット測光を多用できるスタイルです。
オークションで電池を入れても動かない、不動ジャンクを2000円でゲットいたしました。
もともとタマ数が少ないので不動ジャンクがこのお値段というのは高いのか安いのかよく分かりませんでしたが、まぁこんなものかなー、という事にしておきます。
分解にあたってはカメラ分解・修理記録「α-9000 フィルムカウンター不動」というサイトさまを参考にさせていただきました。


f0221280_19591617.jpg軍艦部を外したところ


f0221280_1959321.jpg思いっきり緑青が・・・


開けてみた結果は写真の通りです。
これを撮ったカメラはリコーCaplio-R7、マクロモード、スピードライトはソフト発光です。
前のエントリにも話題にいたしましたが、ボタン1つでマクロモードになって近接できるのは本当に便利です。



分解は上記サイトさまで解説されておられるとおりに行えば特に難しいものではありませんでしたが、カニ目レンチは持っておりませんでしたのでコーナンで売っている安いラジオペンチの先をグラインダで細く削って代用としました。
滑ると・・・ちょっとヤバいですね。(^^;

オークションの説明では「電池を入れても不動でした」ということでもともと電装部分の不具合を想定していましたが、加えて巻き上げレバーも不動でした。
そういうことはきっちり説明に書いといてよ・・・。orz
さらにグリップ部分のゴムは硬化を起こしていてボロボロと崩れてきます。
電池室を開けてみると、思いっきり液漏れを起こした後があります。
しかも、液漏れを起こしている電池そのものが入っています。
これ、「電池を入れても不動でした」と説明にはありましたが、実際に電池を入れて点検をしたとして、再度液漏れを起こしていた元々の電池を入れて発送するかなぁ、ということが引っかかります。
もしかしたらろくに点検をせずにジャンクで出品しているのではないでしょうか。

とにかく、電池室はアルコールできっちりを洗浄しておきます。
電池ホルダの接点も怪しいので磨いておきます。
テスタでホルダの通電を確認、これは大丈夫でしょう。
しかし、この時点でもまだ電源は入りません。

意を決して軍艦部分を開けてみました。
拡大写真をご覧下さい、ちょうどシャッタボタンのところにかなりの緑青が浮いています。
実は、シャッタボタンの直下が電池室の電極部分です。
電池室から液漏れを起こしてちょうどシャッタボタンのところに電解液がたまり、緑青を噴かせたものと思われます。
ということは、カメラの保存状況は正位置ではなく、逆さまになって無造作に転がされていたものと推測できます。液漏れをしても普通に置かれていれば電池室の下部に電解液は流れてくるはずで、シャッタボタンのスイッチのあたりを腐食させようとするならばそちらへ流れ出てこなければなりません。
すなわち、逆さまになっていたと思われるのです。
だいたい、大切なカメラで液漏れを起こし、あまつさえひっくり返して置いておくというのはどういう神経なのか疑います。

とりあえず、アルコールでできるかぎり緑青を取り去り、何度も洗浄をしましたが電源は入りませんでした。
電解液は思っている以上に流れ出て基板を痛めている可能性が高いです。
これ以上はさらに分解をして制御基板を全て露出させてチェックしなければなりません。
とりあえず、巻き上げレバーのこともありますので今日はここまでとしておきます。
というか、これ以上は自分のスキルでは荷が重いです。(^^;
今回は勉強と思って思いっきりα9000の構造を見てみるつもりです。
そのあと部品取り、という事で、再度他のα9000ジャンクを探し始めております。
ただ、アルコール洗浄が多少は効いたのか、組み上げてファインダをのぞくと作動はしないものの、スピードライトランプだけは点灯していました。
通電は何とかしている可能性が出てきましたので、もう少しいじくってみます。
カメラの分解もなかなか楽しいものでした。

今回、面白かったのはシャッタボタンの構造です。
板バネが3重になっていて、その弾性でもって半押しと全押しの区別を行っているようです。
全てのバネが圧着して通電すれば全押し状態、1枚目と2枚目のバネのみ圧着して通電すれば半押し状態ということだと思います。
押し込む力の必要力の差もこれでつけることができるので、シンプルながら理にかなっていると感じました。
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by intellistation-e | 2010-03-16 20:47 | カメラ・レンズ