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「モノクロの日」企画によせて・・・Nikomat EL

本日、22時開始の「モノクロの日」という企画があるそうです。
まことに個人的にではございますが、モノクロで写真を撮りましたのでこっそりアップロードしてみたいと思います。
まだ22時になっていないのですが、ジャストにアップロードは多分できないと思いますのでこの時間ですが、アップロードさせていただきます。
こっそりの参加だからいいですよね。(^^;

先ほどのシリーズの続き、「オークションで落札したカメラを紹介する」シリーズです。
今回はニコンの名機「Nikomat EL」をとりあげます。

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ニコマートEL

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ニコマートには非Aiカニ爪レンズが良く似合う

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ニコマートにはオールドニッコール

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ニッポンコーガク

撮影したカメラはリコーGR-DIGITAL、白黒化はGR-DIGITAL内のGRエンジンの処理です。
リンクさせていただいております「various things」のFLEKTOGON35さまが仰っておられましたが、GR-DIGITALは白黒が綺麗ですよね。
もっとも、このカメラ、もともと白ボディですのであんまり意味がないような気も・・・いたします。
企画にミスマッチで申し訳ございません。

ニコマート、一番最初に一眼レフにさわったのは父親のニコマートFTでした。
今でも手元にありますが、だいぶ動きが渋くなっております。
レンズは2本あり、「NIKKOR-H AUTO 50mm F2」と「NIKKOR 105mm F2.5」でした。
このうち、105mm、F2.5はAi改造を施して、今でもなお使用可能な状態です。
残念ながら50mm、F2の方はAi改造ができないタイプです。
そして、ニコマートELをオークションで見かけたとき、あまりの懐かしさに思わず入札をしてしまいました。
結果、そのまま自分1人の入札のまま落札。
整備済みの機体でした。
というか、使えるでしょ、これ、普通に!!!
ちょっと小躍りしてしまいました。(^^)

レンズ無し、電池無しの状態ですので、メカニカルシャッタだけのテストです。
そして今、装着してあるレンズはニコマートFTに装着されていた往年の「NIKKOR-H AUTO 50mm F2」であります。
Ai改造ができないタイプなので露出計連動爪は穴があいていないタイプ、.つまり非Aiを示しています。
ニコマートには非Aiの穴があいていないカニ爪が非常に良く似合います。
これが見れただけでも今日は幸せです。
余りに幸せなので、モノクロでおすそ分け・・・勝手に企画に連動させていただきました。(^^)

さて、このニコマートEL、ニコンで初の絞り優先AEを搭載した電子制御シャッタの機種であります。
ニコンらしく、緊急作動用のメカニカルシャッタ1/90を備えるところは立派。
ニコマートはそもそもニコンブランドの廉価版としてスタートしましたが、もちろん製造設計はニコン(日本光学)です。
ところが、途中からいわゆる新機能を搭載させて社会的反応を確認したりするシリーズへとなっていったように思われます。
絞り優先AEはニコマートELからスタートいたしましたが、以降ニコンEL2、そして名機中の名機であるニコンF3へと続く自動露出の基礎を作りました。
ちなみに、ニコンF3はニコン一桁機史上で一番長年にわたって生産されたカメラとして知られています。
その期間は何と20年間。
1980年から2000年にわたって生産され、一時はニコンF3、F4、F5の一桁機3機種が同時に製造されていた時期があったほどです。
ニコンの自動露出の基礎を作ったカメラ、これがニコマートELなのです。
使うぞー!

ちなみに・・・このニコマートEL、露出計を作動させるためには機械式連動爪、通称カニ爪がついたレンズでないとダメなんです。
うーん、実はそんなに持ってないんですよね。(^^;
by intellistation-e | 2010-05-17 21:19 | カメラ・レンズ