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昔に撮った写真(その1)

画像整理ソフトを整理しておりましたら、昔に撮った写真が若干出てまいりました。
本日はネタもないことでございますので、こういう写真をちょっとずつアップロードしていこうかなぁ、と思っております。

今回の写真は去年の3月頃に撮った庭の水仙です。
これを撮ったカメラはもう手元にないのですが、ニコンのCOOLPIX5700という機種です。
ニコンD50のサブ用途としてオークションで購入したものですが、思っていた使い勝手ではありませんでしたので手放しました。
今になって思うと何ともったいないことを・・・ということで、機会があれば再度入手したいカメラの1つです。

昔に撮った写真(その1)_f0221280_9495287.jpgニコンCOOLPIX5700


昔に撮った写真(その1)_f0221280_9502628.jpg去年の庭の水仙


以上のように、カメラはニコンCOOLPIX5700です。
せっかくなのでExifを見てみますと・・・シャッタ速度は1/257、絞り値4.3、ISO100、焦点距離34.7mm(換算焦点距離136mm)となっています。

COOLPIX5700は当時のCOOLPIX系の最高機種としてリリースされたもので、500万画素程度ながらEDレンズを実装してコンパクトの中では高画質なカメラという位置づけだったようです。
形状もいわゆる「ネオ一眼」風の形でした。
ニコンイメージ製品情報 COOLPIX5700
Googleで検索するとまだ製品情報のページがあるようですね。
サイトには諸元表もありますので、興味ございましたらそちらもご参照ください。

さて、このカメラ、部屋の中で子供を撮りたいという事で購入したのです。
(生まれてすぐの頃です)
ところが、コントラスト式のAF、しかも機種としてはかなりの旧型ですのでAFスピードがかなり遅く、しかも精度が今一つでした。
蛍光灯くらいの明るさの部屋ではAFに迷い迷走することがしばしばで、補助光を使ってもピントが合いづらく実用的ではありませんでした。
一応、MFモードも実装されているのですが、MFボタンを押しながらコマンドダイアルをぐるぐると回し続けなければならず、「こんなMFモードなら無い方が良かった」と言いたくなるほどの出来映えでした。
レンズ部分にピントリングがあれば良かったのに、そういう発想は当時はなかったのでしょうね。
しかし、EDレンズを使ったズームレンズはそんじょそこらのコンパクトなどものともしないくらいの良いレンズでした。
ボケ味も良く、室内で子供を撮る用途では使えなかったものの、サブカメラとしては極めて好適で手元に置いておくかどうかかなり悩みました。
(が、結局手放して、最終的にα-7DIGITALに化けました)
レンズの良さは今回アップロードした写真のとおり、絞りは開放気味でカチッと写しつつボケ味も自然です。

COOLPIX5700の良かったところ。
○思っているよりもかなりコンパクト
一眼風の形状ではありますが、かなり小さく、1台で完結できる強みがあります。

○レンズが良かった
ボケ味、描写力ともにもはや「コンパクト」ではない切れ味がありました。

○フォーカルプレーンシャッタとCCDシャッタの併用式
高速域ではCCD電子シャッタを使うため、全速度でスピードライトが同調するという仕様は一眼レフよりも使いやすかったです。

○EVFを実装
EVFはクリアで見やすく、最初は「??」でしたが使い慣れるとこれはこれで良いものでした。


COOLPIX5700の悪かったところ
○一眼に比べればコンパクトとは言ってもポケットには入らない
一眼風と思えばコンパクトですが、ポケットに入る大きさではありません。

○暗いところには極端に弱い
せめて部屋撮りくらいはストレス無くやりたいものです。

○起動が遅い
起動も遅いですし、レンズの電動ズームも遅め。
ついでにAFも遅かったです。
当時のニコンのコントラスト式はどれも遅いイメージがありました。

以上のことを考えれば、このカメラ悪くはないんですよね。
むしろスナップ用途では500万画素で十分ですし、レンズも良いので使いやすいと思います。
今から思えば手放さなければ良かった・・・と思うのです。
小遣い貯まったらまた手に入れようかな。
by intellistation-e | 2010-04-26 10:31 | 写真