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もうひとつの「水の日」


もうひとつの「水の日」

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Sunrise
Nikon D50 + AF Nikkor 24-120mm F3.5-5.6D


こんにちは!!

「水の日」の写真、思ったような写真が撮れなければこれにしようかなー、なんて思っていました。
実は、再掲載です。(^^;
厳密には再掲載でないのですが、同じ時間帯に撮った写真を以前にアップロードしています。
朝焼け
なかなか水の写真って思った通りに撮れないんですよね。

さて、ちょっとコメント欄で話題にしたのですが、かみさんがクルマを買ったときのお話しをしてみたいと思います。
究極の「事後報告」でした。(^^;

2004年1月23日。
忘れもしません、だって自分の誕生日ですから。
その時は京都市の北の方で別の仕事をしていました。
夕方頃、携帯電話がなりましたのででてみますと、クルマのディーラーの営業さんからでした。
もっと言うならば、自分の担当の営業さん。
後から話の流れで分かってしまうので今のうちに書いておきますけれど、その当時は某ドイツ車に乗っていました。
とはいえ、中古車です。
なかなか新車では買えないです。
仕事のお得意さんで外車好きの方がいらっしゃって、クルマを買い換えるというときに格安で譲っていただいたものです。
譲っていただくときにディーラーできちんと検査をしてもらった担当の営業さんでした。

自分 「こんにちはー!」
営業 「お世話になります。」
自分 「もう検査でしたっけ?」
営業 「いえいえ、ちょっとお礼を申しあげようと思いまして。」
自分 「何のことでしょう?」
営業 「またまたー、先ほど、奥様がみえられまして。」
自分 「は? かみさんに何か頼んだっけ?」
営業 「あれ、ご存じないんですか? クルマのご契約をいただきまして。まことにありがとうございます。」
自分 「はぁ???? いや、あの、一体何の話で?」
営業 「奥様がみえられまして、ミニクーパーのご契約をいただいたんです。御主人様ともどもお世話になりまして、ありがとうございます。」
自分 「すみません、全く話が分からないのですが・・・。」
営業 「えっ、もしかして言ってはいけないことだったのでしょうか・・・???」
自分 「あー、かみさんのことだから、勝手に決めたなー。(^^;」
営業 「いや、あの。先走りまして、失礼いたしました。」
自分 「なんとなく話は分かりました。で、クルマを契約したんですね?」
営業 「ええ、赤のミニクーパーで、屋根は白いタイプです。色々ドレスアップもご注文頂きまして。」
自分 「ほほう、赤のクーパー、屋根は白ねぇ。なるほど、あいつらしいなぁ。」
営業 「また改めて御挨拶にお伺いいたします。あの、できれば奥様にはご内密に・・・。」
自分 「承知しました。」

という感じでした。
さらに面白いのはここからです。
自分にクルマを譲ってくださったお客さまからも電話。

お客さま 「元気?」
自分 「あ、ご無沙汰してます。」
お客さま 「○○ちゃん(かみさんのこと)、ミニ注文したらしいやん?」
自分 「えっ、もうご存じで?」
お客さま 「BMWの担当のTさんから電話あってさ、お客さんを紹介してくれて、っていうお礼の電話。」
自分 「たった今、Tさんから話し聞いてびっくりしたとこですよ。」
お客さま 「あー、聞いてないんや。○○ちゃんらしいね。」
自分 「笑い事やおまへんでー。」

てな電話をした直後。
かみさんから電話がかかってきました。

かみさん 「誕生日おめでとう!!」
自分 「おおきにー・・・。(^^;」
かみさん 「なんや、元気ないやんか。お祝いしようと思ってワイン買うといたで、はよ帰ってきーや。」
自分 「そう、それはありがたい。」
かみさん 「赤も白も買ってあるし、たっぷり飲もな。」

そろそろ伝家の宝刀抜いておくか・・・。

自分 「赤と白を買ったのはワインだけと違うやろ?」
かみさん 「えっ、何の話し?」
自分 「証拠はあがってるねんで。」
かみさん 「ワインしか買ってへんで。」
自分 「ほほう、白を切るか、おぬし。」
かみさん 「知らんて。」
自分 「赤色と白色で、タイヤが4つついていて道路を走るやつ、買ったやろ!」
かみさん 「あ、バレてるー!」
自分 「Tさんから電話あったで。」
かみさん 「あー、あいつ口軽いと思っててんなぁ、やっぱりなぁー。」
自分 「まぁ、ええけどな。」
かみさん 「勝手に買ったのは悪いと思てるけど、今しか乗れへんと思うねん。結婚してしばらくしたら仕事もやめんといかん、子供も生まれるかもしれん、そうなったらミニ乗りたくても乗れへんようになるやろ。ワガママやけど、今だけ乗らせて。次、乗れるチャンスが来るのはもっとおばあちゃんになってからやろ。だから今乗っておきたいねん。自分の貯金で買う、アンタには迷惑かけへん。」
自分 「そういうことやったら、しょうないな。」(しょうないんか、というツッコミもあろうかと思いますが・・・)

ということで、これが究極の事後報告だったのでした。

補足しておきます。
まず、その時、かみさんは仕事をしていました。
女性ばかりの仕事場で、一般的には結婚と同時に退職をされることが多い職場でありました。
子供ができれば、あるいは子供を産みたいと思えば一度は職から離れることになるでしょう。
そして、結婚する前からかみさんは「フォルクスワーゲン・ポロ」に乗っていましたので、当時は2人で1台ずつクルマを持っていました。
つまり、ポロからミニへの乗り換えになるので、購入費用をかみさんが負担するのであれば家計への影響はないと考えられます。
ということで、一切自分からの金銭的援助をしない、という約束でミニクーパーが我が家にやってきたのでした。
2004年4月29日のことでした。

それから3年。
2007年3月31日。
この日をもってかみさんは仕事を退職。
そしてまもなくやってくるミニクーパーの初めての車検。

1回くらい車検を通して5年は乗ったら、と自分は言ったのですが、かみさんは「もうミニはええねん。」といって手放すことを決めていたようです。
退職して、クルマを買い換えよう、ずっとそう思っていたみたいです。
自分も、外車は燃費があまり良くないしなぁ、と思い始めていた矢先でしたので、そろってクルマを手放すことにしました。
顔色が変わったのは担当のTさんでした。(^^;
ごめんよー、また外車買うときはTさんから買わせてもらいます。
でも、そのディーラーさんはマツダの系列だったので、乗り換えるクルマもTさんに相談。
そして、やってきたのはマツダのミニバンでした。

これなら子供が生まれても大丈夫よね。
電動ドアだし、チャイルドシートをのせてもゆったりしてそうだし。

そんなことを言っていた春の日。
クルマが納車されてわずか数日で妊娠が分かりました。

かみさんは・・・。
「ほら、みてみいな。アタシが一番正解やったやろ!!!」

はいはい、あなたが一番正しかったです。(^^;
by intellistation-e | 2010-07-15 15:48 | 写真